特別非営利活動法人アジアの新しい風 設立趣旨書

※申し込みの前に下記内容を必ずお読みください。

 混沌とした21世紀の幕開け。「文明の衝突」と称される状況が世界を覆っていますが、突出する西洋諸国の前にはアジアは微力であります。アジアの一員である日本は、経済大国の地位を得て先進国入りを果たしましたが、その過去の歴史から他のアジア諸国に必ずしも好意をもって受け入れられていない現状があります。そこで日本が世界平和に貢献するためには、自分たちがアジア人であるという自覚をこれまで以上に再認識し、アジア諸国の人々に敬愛の念をもって受け入れられること、また平和を愛する文化国家としても相応しい地位を得ることが必要であると思います。そしてアジアの国々と共に、アジアの文化・文明を世界に発信していく風になろうとするものです。

 私たちのNPOは、日本語教育を通して歴史、社会、文化など日本についてアジア諸国の理解を得るため、日本語教師の派遣や、派遣先の日本語学習者への支援や、文化交流などの事業を行い、同時にアジアの国々について学び、相互理解を築き上げることによって、アジアの平和とひいては世界の平和に貢献することを目指します。またアジア諸国の日本語教育機関における日本語学習者と草の根の交流を行うことによって、多文化共生の実践を試みたいと思います。

 下記代表者は、ある奨学財団の職員として約6年間、中国の大学における日本語教育を支援してきましたが、その過程で、現地では日本人の日本語教師に対する需要は多いが、質量ともに供給が不足している、という事実を見聞きしてきました。そこで2002年夏、日本語教師の仲間4名で同好会「アジアの共生」を結成し、日本語教師派遣のための準備を開始、中国北京の外国語大学との交流の中で、会員のうち一名の日本語教師を2003年9月から派遣することになりました。現地でのよりよい日本語教育を実現するために、日本から支援していくことを目指します。また他のアジアの国々へも派遣先を開拓していきたいと思います。

 このような活動をするためには、他国の教育機関との契約、支援者である会員の募集、事務所や活動の拠点とする不動産などの契約において法人化が必要です。またこの会は殆どの役員がボランティアで参加しており、大半が会員の会費で支援される非営利の活動ですから、特定非営利活動法人の設立が望ましいと考えました。

2003年3月20日

特定非営利活動法人アジアの新しい風
設立代表者 東京都世田谷区弦巻 2丁目18番22―414号

上 高子